担い手育成総合支援協議会
平成30年3月14日(水)、「平成29年度第2回農業経営セミナー」を開催し、認定農業者等の担い手や関係者等約45人が参加しました。
開催概要
目 的 |
青果物の流通・販売・消費を取り巻く環境が大きく変化する中、生産の現場では、消費者の嗜好や購買動向、流通実態に即した柔軟な対応が求められています。 そこで、生産者と生活者の架け橋として、県産農産物の魅力を伝え・高める活動に多方面で活躍されている野菜ソムリエ上級プロ・フリーアナウンサーの竹下裕理氏を講師に迎え、県内の農業者や農業法人等を対象にセミナーを開催しました。 |
日 時 |
平成30年3月14日(水)午後1時30分~3時30分 |
場 所 |
群馬県公社総合ビル1階西研修室 |
参集者 |
個人農業者等・関係機関職員等 |
内 容 |
- 講演「県産農産物には魅力がいっぱい ~消費者は何を求めているのか~」
講師:野菜ソムリエ上級プロ・フリーアナウンサー 竹下 裕理 氏
- 消費者のニーズ
過去3年あまりの講演会参加者アンケート結果から、消費者の野菜購入時のポイントは、重視する順に、「鮮度」「産地」「値段」「質」「見た目」。産地情報の開示による安心感が求められており、購買場所の地元産を選ぶ傾向が見られる。健康志向の高まりに伴い、野菜・果物の効能についての情報は購買行動に強い影響をもたらす。「フィトケミカル」など。
- 食の現状について
6つの「こ食」が問題。「弧食」ひとりで食べる。「個食」家族それぞれ好きなものを食べる。「固食」決まったものだけ食べる。「粉食」粉を使った主食ばかり食べる。「少食」食べる量が少ない。「濃食」味の濃いものばかり食べる。
- 野菜・果物の必要性
農水省の「食事バランスガイド」では、不足しがちな副菜(野菜、きのこ、芋、海草)を野菜料理5皿分として、1日3食の中に取り入れるよう推奨。果物は、りんごなら1個程度。
- 群馬県の農産物の動き
①「地産地消」の推進。②伝統野菜の保存・復活。③新顔野菜の栽培・産地化。④すき焼きPR。④「ドライベジフル(干し野菜・フルーツ)」。干しイモや干し柿、干し大根づくりには、群馬県は好条件。
- 農産物のPR法
生産物をPRするにあたり、肥満や生活習慣病の予防効果、その他機能性成分の含有について知っておくことも大切。メディア出演などの際は、生産者自身の元気な姿が商品である農産物の価値も高める。自らの強みとは何かを常に意識するとともに、PRの機会を逃さないよう、文字としてまとめ、準備しておくなどの心構えが大切。
- 情報提供
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当日の様子
 会場の様子 |
 講師:野菜ソムリエ上級プロ・フリーアナウンサー 竹下裕理氏 |
問い合わせ先
・群馬県担い手育成総合支援協議会事務局(一般社団法人群馬県農業会議)
〒371-0854 前橋市大渡町一丁目10-7(群馬県公社総合ビル5階)
TEL 027-280-6171 FAX 027-255-6461
・群馬県農業協同組合中央会 JA群馬担い手サポートセンター
TEL 027-220-2028 FAX 027-290-3001
・群馬県農政部農業構造政策課
TEL 027-226-3024 FAX 027-223-3648