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担い手育成総合支援協議会

平成30年度集落営農塾を開催しました。

平成31年1月31日(木)、「平成30年度集落営農塾」を開催し、集落営農法人及び集落営農組織の役員や、関係者等の方々が約180人参加しました。

集落営農塾

本県においては、品目横断的経営安定対策を契機に設立された集落営農組織の大半が、法人組織へ移行することができましたが、運営には課題が多く、その解決には先進事例に学ぶことも多くあります。

そこで、本塾では県内外の取組事例をもとに、県内集落営農組織が今後収益性の高い複合経営等を導入する際の糸口となることを目的に開催しました。

開催概要

日 時 平成31年1月31日(木)午後1時30分~4時30分
場 所 群馬県JAビル 大ホール
参集者 集落営農法人及び集落営農組織の役員等、地域農業再生協議会及び地域担い手育成総合支援協議会(市町村、JA、農業委員会事務局等)、関東農政局群馬支局、群馬県、JA各連合会、農業共済組合、米麦大豆振興協会、ほか関係機関等 約180名
内 容
  1. 講演『経営の発展と複合化・多角化への挑戦』
    講師:農事組合法人 らんざん営農 代表理事 小林 治光 氏
    埼玉県嵐山町で営農。町全体の水田農業を一手に担うことを目標に、地域で設立済みの集落営農を更に合併。また、この時点で各組織が所有していた農機は(農)らんざん営農がリースし、地域で新たに農機を購入・リースすることがないよう努めるなど、組合員全体の所得向上を図った。
  2. パネルディスカッション
    • テーマ:「複合経営とプール計算について」
    • パネラー:農事組合法人 東上野(前橋市)、
           農事組合法人 半田麦作(渋川市)、
           農事組合法人 木崎(千代田町)
    • 助言者: 農事組合法人 らんざん営農
    • コーディネーター:県農政部技術支援課
    いずれの法人も、法人化したことで農地集積や放棄地の解消が進み、収入増および安定化のメリットがあったことを語った一方で、複合経営の法人からは、法人が赤字決済にならないよう米麦の反当料金を設定する手間が生じたこと、またプール計算の法人からは、自分に分配される収入が自分の作業量に見合ってないことを不満に思う農家が現れないよう、気にかける必要があることなど、それぞれが抱える問題点が挙がった。
    助言者は、法人設立の目的や地域での役割などを十分な話し合いを重ねた上で理解してもらい、定款作成も税理士に依頼するなど入念な準備が必要であるとアドバイスしたほか、設立後も課題は発生するが、女性はそういった場を和ませ、物事をスムーズに解決に向ける鍵であるので、女性農業者の活躍を提唱した。
  3. 連絡事項
    • 経営所得安定対策等について

問い合わせ先

・群馬県担い手育成総合支援協議会事務局(一般社団法人群馬県農業会議)
   〒371-0854 前橋市大渡町一丁目10-7(群馬県公社総合ビル5階)
   TEL 027-280-6171 FAX 027-255-6461
・群馬県農業協同組合中央会 JA群馬担い手サポートセンター
   TEL 027-220-2028 FAX 027-220-2024
・群馬県農政部農業構造政策課
   TEL 027-226-3024 FAX 027-225-0096


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