群馬県認定農業者連絡協議会
ぐんま“いきいきファーマー”研修会を開催しました
1月27日(水)の「平成27年度ぐんま“いきいきファーマー”研修会」は、約140名の方に参加いただき、盛況に開催出来ました。
群馬県認定農業者連絡協議会 塚越会長から主催者あいさつ、群馬県農政部 宮崎部長に来賓あいさつをいただき、(株)恵那川上屋の鎌田真悟社長に「農家の自信と地域の自慢~三者が喜ぶ仕組みづくり」と題して、御講演いただきました。
※三者:生産者(農家)、お客様、加工販売業者(御菓子屋((株)恵那川上屋))
▼ 講演の主な内容
〇 農家の自信
- 地元の菓子店で使われる栗は、市場に大量に出回る他県産を使用しており、地元の栗が敬遠されていた。
- 生産者がしっかりと儲けられる単価で栗を買い、地元の栗がきちんと品質良く生産されるように、契約栽培を開始した。地域の素材を、地域で加工し、地域で販売することを目指した。
- 地元で栗博士・栗名人と呼ばれ、尊敬を集めていた塚本實先生と出会い、「超特選栗部会」を発足させ、地元産の栗の育成を進めていった。
- 栗生産で儲けられるようになり、農家にも自信が生まれた。
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〇 地域の自慢
- 恵那栗として有名ブランドとするため、マスコミ・情報誌等の取材に積極的に応じ、栗や栗菓子を全国に発信した。
- 駅でのビラ配りなどにより、みんなで地域の自慢として広めてもらう協働型の広報を行った。
- 一流の素材を加工しなければ先細る。恵那栗ブランドを確立し、地域の自慢となり、地域全体への波及効果を続けていきたい。
- どんな田舎にも食文化と農業と芸術があり、それらを地域の自慢にするには、風を吹かせることが大事。その風を誰が吹かせるか考えてほしい。
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〇 三者が喜ぶ仕組みづくり
- 菓子屋だけが儲けて喜ぶのではなく、仕入先(生産者)、お客様と一緒に喜べる仕組みづくりを目指した。
- 地元産の栗にこだわり、栗の単価を倍以上で買い、まず最初に生産者に儲けてもらい、農家に栗生産に自信を持ってもらった。そこから栗の産地化を進め、栗きんとんの里 から栗の里へと地域の自慢に変わり、お客様に御菓子を買って喜んでもらい、最後は 菓子屋も儲かる仕組みづくりを目指した。
- 「習慣が当たり前になったらお終い」。お客様の笑顔を見るためには、何をすべきか考え、常に農業をシンカ(進化、新化、深化、新価、真価、伸化、審化)させる。
最終的にはお客様と生産者の価値が共有され神化されるまで近づくことが大事。
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当日の様子
挨拶 県認定農業者連絡協議会 塚越会長 |
講師 (株)恵那川上屋 代表取締役 鎌田真悟氏 |
会場の様子 |
問い合わせ先
・群馬県担い手育成総合支援協議会事務局
〒371-0854 前橋市大渡町一丁目10-7(群馬県公社総合ビル5階)
TEL 027-280-6171 FAX 027-255-6461
・群馬県農業協同組合中央会 担い手支援センター
TEL 027-220-2028 FAX 027-290-3001
・群馬県農政部農政課構造政策室
TEL 027-226-3024 FAX 027-223-3648