群馬県認定農業者連絡協議会
ぐんま“いきいきファーマー”研修会を開催しました
1月26日(木)の「平成28年度ぐんま“いきいきファーマー”研修会」は、約200名の方に参加いただき、盛況に開催出来ました。
群馬県認定農業者連絡協議会 塚越会長から主催者あいさつ、群馬県農政部 宮崎部長に来賓あいさつをいただき、(有)シュシュの山口成美社長に「六次産業による地域の活性化~おおむら夢ファームシュシュの取り組み~」と題して、御講演いただきました。
▼ 講演の主な内容
〇 女性の視点を大切に
- 直売所で購入するお客様の9割は女性。それならば、女性の視点を取り入れて商品開発することが大切。
- 従業員の8割は女性であり、女性従業員の意見で商品開発している。女性従業員も誇りを持って働いている。
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〇 体験型観光農園
- イメージを大切に。「梨狩り、ぶどう狩り、いちご狩り」は観光として楽しそう。「梨取り、ぶどう取り、いちご取り」は労働として大変そう。
- 労働の場合は、賃金が発生する。観光の場合は、楽しんでもらった上に入場料が得られる。こんなに良いことはない。
- その時期に収穫できる物がなければ、その時期に収穫出来る作物を新しく作ればよい。温暖化により、長崎でバナナ等の南国の物も栽培できるようになった。
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〇 6次産業化
- 一次・二次・三次産業を足しても掛けても6次産業になるが、かけ算で考えたい。
- 食べ方が分かりづらかったり、売れにくい物でも、自社のレストランの料理に入れれば食べてもらうことができる。
- 様々な商品を作り出しており、ネーミングにも拘っている。黄身を包んだアイスは「君を愛す」、ブルーベリージュースは「初濃い(初恋)ブルーベリー」など。
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〇 人材育成
- 様々な不安が募る世の中、農業の楽しさを知ってもらい、農業を通してファンを募っている。
- 塾生が楽しみながら栽培した物で加工品を作ることで、色々な想いが詰まった地域ならではの特産品となる。
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〇 感動産業・希望産業
- 農村は農損ではなくて、「NO損」、百姓は「百笑」。
- アイデアと行動次第でいくらでもお客さんに喜んでもらえて売り上げを増やすこともできる。作って加工して販売して、希望はいくらでもある。
- お客様に体験してもらうことで、感動してもらうことができる。自分たちが育てた果物で結婚式の飲み物を手作りすれば、世界に一つだけの感動した飲み物になる。
- 年中夢求で夢を形にしてきた。たった一度の人生、せっかく農業をやるのだから、夢を持って楽しくやりたい。
- 地域活性化は、みんな仲良く混浴がよい(色々な素材が一緒になる鍋は、より美味しくなる。皆で知恵を出し合って協力して、地域を盛り上げることが大事)。
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当日の様子
挨拶 県認定農業者連絡協議会 塚越会長 |
講師 (有)シュシュ 代表取締役 山口 成美氏 |
会場の様子 |
問い合わせ先
・群馬県担い手育成総合支援協議会事務局
〒371-0854 前橋市大渡町一丁目10-7(群馬県公社ビル5階)
TEL 027-280-6171 FAX 027-255-6461
・群馬県農業協同組合中央会 担い手サポートセンター
TEL 027-220-2028 FAX 027-290-3001
・群馬県農政部農業構造政策課
TEL 027-226-3024 FAX 027-225-0096