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群馬県認定農業者連絡協議会

平成30年度ぐんま“いきいきファーマー”研修会

ぐんま“いきいきファーマー”研修会を開催しました

2月7日(木)の「平成30年度ぐんま“いきいきファーマー”研修会」は、約170名の方に参加いただき、盛況に開催出来ました。

群馬県認定農業者連絡協議会 松井会長から主催者あいさつをいただき、第1部として(株)オレンジページ 常務取締役 姜 明子 様に「寄り添いながら、これからの『食』を考える~『消費者とともに』を守り続けるオレンジページから見た農業とは?~」と題して、御講演いただきました。

第2部では姜様を交えたパネルディスカッション「消費者ニーズとこれからの農業」を行い、農業者と消費者それぞれの立場で今後どのような農業が必要とされるか意見を交わした。

▼第1部 講演の主な内容
〇 料理雑誌「オレンジページ」
  • 主婦目線に立った食、健康、農業支援などを掲載する料理中心の雑誌。
  • 常に読者(消費者)に寄り添った情報やサービスを提供し、インターネット普及の早期から電子雑誌の試みも行うなど、女性への購買行動に大きな影響を与える雑誌である。
〇「オレンジページ」に見る食の変遷
  • 1990年代は「ごちそう」としてのレシピが人気で、食のカテゴリも和洋中のみ。
  • 2000年代からは女性の社会進出に伴い「安く早く手軽に作れる『時短』」レシピが取り上げられる。女性の好む食が社会のブームの中にも現れはじめ、ヘルシー、カフェ風、韓国、沖縄などのワードが増加する。
  • 2010年代からは食と健康の追求が深まり、食材を無駄なく使い切る工夫や食材の機能性を高める調理法が注目される。農業においてカット野菜の需要が急増したことに関係する。
  • 最近は1世帯の人数が少なくなり、料理が残ることも多い。「残り物を温め直して食べる」ことを前提に作られる料理も人気である。
〇 農業との取り組み
  • 現在の消費者は食と健康の意識が強く、農家と農法への興味を持っている。
  • 農家と消費者の架け橋として、農家自身によるレシピを掲載し農家に親近感を持ってもらう企画を行ったほか、スタッフ自身が大豆生産・加工を行う「まめ部」を設置し、農作業や加工の様子を発信した。
▼第2部 パネルディスカッション
〇 コーディネーター
群馬県認定農業者連絡協議会 副会長 伊藤晴夫 氏
〇 パネラー
株式会社オレンジページ 常務取締役 姜明子 氏
群馬県金融広報委員会 金融広報アドバイザー 板橋美代子 氏
高崎市認定農業者連絡協議会 副会長 湯浅直樹 氏
ぐんま農業委員会女性ネットワーク 会長 青木朱美 氏
テーマ①「消費者のニーズを知る方法」
◯主な意見
  • 消費者はスーパーマーケットで情報を入手するほか、口コミやネットの割合も高くなってきた。
  • 農産物を直売していると、消費者から「アレは生産しないか」「こういう加工品はあるか」という要望を直接もらうこともある。
  • 個人で情報発信できる時代であり、インフルエンサー(発言が世間への影響力を持つ人)により消費者ニーズが急に高まることもある。
テーマ②「これからの農業に期待すること」
◯主な意見
  • 消費者の中には農業者と農産物に面白さを求めている人もいるのでは。
  • 農業者が自身の農業を情報発信すると消費者は安心して購入できる。
  • 自分の作りたいものを作り、それに消費者の反応をもらえると嬉しい。

当日の様子


挨拶 県認定農業者連絡協議会 松井会長

講師 (株)オレンジページ
      常務取締役 姜明子氏

パネルディスカッションの様子

問い合わせ先

・群馬県担い手育成総合支援協議会事務局
 〒371-0854 前橋市大渡町一丁目10-7(群馬県公社ビル5階)
 TEL 027-280-6171 FAX 027-255-6461
・群馬県農業協同組合中央会 JA群馬担い手サポートセンター
 TEL 027-220-2028 FAX 027-220-2024
・群馬県農政部農業構造政策課
 TEL 027-226-3024 FAX 027-225-0096


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